インビザラインについて知るべきこと

インビザラインについて知るべきこと インビザライン
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※サイトのお引越しをしたため、日付にずれがある場合があります。こちらの記事は2021年1月30日に投稿したものです。

2020年11月から、マウスピースによる歯列矯正を開始しました。

現在は全ての工程を修了し、リテーナー生活をしています。

参考程度にご覧いただけると幸いです。

この記事では、インビザラインというマウスピースによる歯列矯正を始めようか悩んでいる方向けに執筆しています。

私を担当してくださった歯医者さんから教わったことや始めるべきタイミング、矯正の過程でぜひ足って置いて欲しいと感じたことなどをまとめていきます。

歯列矯正を検討している方の事前情報となれば幸いです。

また、インビザラインについて期間ごとにレポートした記事もありますので、ぜひご覧ください。

インビザライン

実際に施術を受けたインビザラインの記録をまとめています。

 

インビザラインとは

インビザラインについて知るべきこと

歯列矯正の一種です。

少し前までは歯列矯正といえばワイヤーが一般的でしたが、インビザラインはアメリカのアライン・テクノロジー社が開発したマウスピース矯正のうちの1つとなります。

マウスピース矯正

透明に近いマウスピース型の矯正装置(アライナー)を歯に装着して歯並びを矯正する方法です。一人ひとりの歯に合わせて作製される矯正装置を装着し、治療の段階に合わせて新しい装置に交換しながら徐々に歯を動かし、歯並びを矯正していきます。

 

ワイヤー矯正との違い

まずは見た目です。

歯の表面に矯正装置を付け、ワイヤーの力によって歯を動かします。

しかし一昔前までは口を開くとひと目でわかる見た目でしたが、透明の装置や歯の裏側に装着して目立ちにくくするなどのやり方もあるようです。

次に治療期間と費用ですが、これは正直個人差があります。

歯医者さんには期間も費用もワイヤー矯正に比べるとマウスピース矯正はお手頃だと言われましたが、これは症例によると思うので一概には言えません。

またワイヤー矯正は終了すると装置を外して終わりですが、マウスピース矯正は後戻りしないようにしばらく保定装置をつけて過ごす必要があります。

外見やお値段も大切ですが、向き不向きがありますのでぜひご自身に合った矯正方法を選択してください。

 

過程

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まずはカウンセリングから始まり、完了後のシミュレーションをして開始となりますがここでは割愛します。

マウスピースで少しずつ歯を動かすために、樹脂製のアタッチメントを歯の表面の必要な箇所に取り付けます。

このアタッチメントを利用してじわじわと歯を動かしていくのです。

また抜歯も有り無し両方のタイプがあります。

私はすでに親知らずを抜いていたからなのか、余裕があったからなのか、抜歯は無しで必要に応じてスライスする方法でした。

マウスピースの交換期間も個人差がありますが、私は10日間でした。

2週間だった人もいるようです。

 

治療期間

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先ほど少し触れましたが、元の歯列にもよりますのでこれと決まった長さはありません。

私の場合だと半年間です。

ワイヤー矯正だと1年はかかると言われていたので、半分の期間で済むのは有り難いですね。

しかし後戻り防止の保定装置は最低2年間とも言われましたので、治療が終わって今までの生活に戻れるというわけではなさそうです。

マウスピース矯正が終了してちょうど2年が経過した現在の様子も後日記事にしたいと思います。

 

費用

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全体治療ではなく一部治療であった私のケースをご紹介します。

【精密検査】
・CT撮影
・口腔内スキャン
・カウンセリングなど

 ¥20,000+税

【治療費】
・マウスピース(20枚まで)
・終了後のリテーナー
・後戻り保証
・抜歯やスライスなどの調整費用

¥400,000+税

合計 ¥420,000+税

ワイヤー矯正だった場合は100万円と言われていたのでこれにはびっくりしました。

全体治療となるとマウスピースの枚数も期間も増えるため少し上がりますが、それでも85万円前後のようです。

美容目的ではなく咬合のためなどの理由であれば医療費控除の対象にもなりますので、かなりハードルが下がるのではないでしょうか。

 

マウスピース矯正で気をつけること

矯正を開始して感じたことや注意すべき点をご紹介します。

参考になりましたら幸いです。

 

おやつは食べられるのか

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マウスピースを外して食事ができるのでもちろん可能ですが、注意したいのは装着時間です。

マウスピース矯正では1、日の合計装着時間が20時間以上であることが推奨されています。

装着時間が短くなってマウスピースを再作成となればその分お金もかかりますので、なるべく長い時間連続して装着することが大切です。

慣れてくるとどのくらいの時間外しているとまずいのか、なんとなく分かるようになってきますがやはり最終的には自己責任となります。

マウスピースを装着したまま口に含んでいいものは水やお茶のみです。

糖が含まれているものをそのまま摂取すると高確率で虫歯になると言われていますので注意しましょう。

 

歯磨きは毎度念入りに

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私たちの唾液には自浄作用があるのですが、マウスピースをすることでその効果が低下してしまうそうです。

つまりその分しっかりと歯を磨く必要があります。

マウスピースをつけてみると分かるのですが、外した後に白くくもった跡のようなものが発見されることがあります。

これは歯のプラークがついている証拠だそうですので、跡がついた部分の歯はより意識して磨くようにするといいでしょう。

また想像もできないようなものがたくさんはに挟まりますので、仕上げに歯間ブラシやフロスを使うのも必須です。

えのきやゴマを筆頭に、本当にさまざまなものが挟まります・・・。

 

マウスピースの管理

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長時間マウスピースを使っていると、衛生面も気になってきます。

前の項目でも少し書きましたが、多少なりとも汚れるので外した後は歯ブラシなどでを使って水で流しながら軽く洗いましょう。

中には超音波洗浄などを利用している方もいるようです。

私もいずれはそういうので洗浄するのかなと考えていたら、歯医者さんから部分磨き用の小さい歯ブラシを渡されたので、大人しくそれでマウスピースを磨いています。

治療中は2週間前後で交換してしまうので、ガッツリ洗浄する必要はないように感じました。

矯正が終了してから装着するリテーナーは長い付き合いになりますので、着色や除菌などのお手入れは必要になりそうです。

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始めるべきタイミング

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ワイヤーにしろマウスピースにしろ、歯を動かすなら少しでも若い方がいいと聞きました。

歯列矯正をするつもりがあるのならすぐにでもカウンセリングを受けることをお勧めしますが、ひとまずこれだけは考えて欲しいポイントをお伝えします。

まずは食生活です。

前述したように、ティータイムでは水かお茶しか飲めません。(マウスピースの装着時間を守るのであれば)

また食後もすぐに歯を磨いてマウスピースを装着する必要があるので、食後すぐに歯を磨くことができない環境にいる場合は注意が必要です。

次に滑舌です。

私自身はもう慣れてしまいなんとも思わなくなりましたが、多少なりとも滑舌が乱れます。

特にサ行が言いにくいので、滑舌命の生活をされている方はどのくらい影響が出るのか、シミュレーションしておくことが重要です。

それではマウスピースとワイヤーの向き不向きについて期間や費用、見た目の良し悪しを除き、一般的な適正と私が考える適正を織り交ぜてご紹介します。

 

マウスピース矯正に向いている人

私が実際に治療を受けているマウスピース矯正についてです。

 

金属アレルギーの人

マウスピースは透明のプラスチックでできているため、金属アレルギーがあっても問題なく使用することができます。

とはいえワイヤー矯正でもセラミックなどに置き換えて対処することができるようですが、すべての人に絶対症状が出ないとは言い切れないようです。

食べ物の制限をしたくない人

マウスピース矯正中に食べてはいけないものはないはずです。

もちろん装着したままの食事はNGですが、基本的にどんな食事でも問題はありません。

歯が動き始めているときに硬い食べ物を噛むのはとてもつらいですが、なんでも好きな食べ物を食べることができます。

ワイヤー矯正はキャラメルやガムなど、装置にくっつきやすい食べ物は制限されています。

またえのきやネギなど歯に挟まりやすいもの、硬い食べ物は装置を壊してしまう恐れがあるためかなり制限されてしまうようです。

管楽器奏者

言わずもがなではありますが、ワイヤー矯正をしているとまず管楽器の演奏はできません。

木管楽器であればワイヤーで楽器を傷つけますし、金管楽器であればワイヤーで口内が傷つきます。

例外として、フルート奏者はあまり影響がないかもしれません。

実際にワイヤー矯正中、フルートを吹いている方がいました。

自分を律することができる人

マウスピース矯正はマウスピースの装着時間が長ければ長いほど定着しやすくなります。

歯がしっかり動かないまま進めると途中で計画が頓挫し再作成となり、費用も期間も大幅に伸びてしまうでしょう。

どんなに面倒でも食後はなるべく早く歯を磨き、フロスもし、綺麗な状態でマウスピースを装着する。

そして矯正終了後にはリテーナーも待っています。

自分に厳しくなれる人にぜひお勧めしたいです。

 

ワイヤー矯正に向いている人

これは経験がありませんので、さまざまな意見を参考にいくつかピックアップしました。

複雑に入り組んでいる場合

マウスピースは歯全体を覆うため、複雑な歯列だと治療ができない場合があります。

しかしワイヤー矯正であればどんな症例でも対応ができるそうです。

熱々のお茶を飲みたい人

マウスピースは高温で変形しやすく、それはお茶を愛する人にとって致命的な欠点になります。

私もお茶がなくては生きていけませんが、幸いにも猫舌のため、この項目はカバーできているのです。

歯磨きがとても上手な人

ワイヤーを装着したまま歯を磨くことがいかに大変か、想像に難くはないでしょう。

また歯医者さんでのメンテナンスもマウスピース矯正よりも頻度が高くなるようです。

こういった理由も背景にあるのでしょうね。

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まとめ

ここまで読んでくださりありがとうございました。

私は結局なんとなくでインビザラインを始めてしまったので、検討中の方はメリットデメリットを踏まえてよく考えてもらいと思ってます。

始めることになった経緯も後日記事にしたいと思いますのでお楽しみに。

・期間と費用はまちまち
・日々の歯磨きとフロスが大切
・色々なものが歯に挟まる
・滑舌は少々悪くなる
・場合によってはワイヤー矯正が合うこともある

引き続きレポートを残していきますので、ご興味のある方は他の記事もぜひご覧ください。

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